世界的に見ればロタウイルスによる下痢症は乳児の死亡原因の上位を占める。日本でも毎年約5万人が入院しており、脳炎となる乳児が約40人、死亡も約10人おり、ワクチンで予防しておいた方がいい。
生後3カ月からは4種混合も加わる。多数のワクチンを1本ずつ受けると接種が遅れがちになり、確実にVPDを予防することができなくなる。早くしっかり免疫をつけるため、同時接種が勧められている。また、複数回接種のワクチンは、3回目、4回目になると自己判断で接種をやめてしまう保護者もいる。決められた回数を受けないと長期の免疫ができない可能性があり、必要回数を全て受けることが大切だ。
薗部理事長は「多くのワクチンをタイミングよく打つためには最初が肝心。初めてのワクチンを生後2カ月から接種するため、出産前から準備しておくといい。赤ちゃんの体調によっては受けられないこともあるので、かかりつけ医とよく相談してほしい」と話している。(平沢裕子)