【江藤詩文の世界鉄道旅】マハラジャ・エクスプレス(5)唯一の女性乗務員は観光へ…留守中の車内は大騒ぎ! (1/2ページ)

2014.2.8 18:00

マハラジャ・エクスプレスの旅のハイライトのひとつがタージ・マハル観光。比較的すいている朝のうちに行くことができる

マハラジャ・エクスプレスの旅のハイライトのひとつがタージ・マハル観光。比較的すいている朝のうちに行くことができる【拡大】

  • タージ・マハルを遠くに眺める丘の上のホテルでは、シャンパン・ブレックファーストを優雅に楽しめる
  • モーニングコールは電話ではなく訪問スタイル。チャイとクッキーを持ったハウスキーパーが、指定した時刻ぴったりにドアをノックした
  • いつ自室に戻ってもバスルームは髪の毛一本、水一滴残さず拭き清められ、清潔なタオルがかかっていた
  • ただいま窓の清掃中。ひと晩走ると砂や塵がかなり窓を汚しているとか
  • 乗客の帰着時刻を知らせるラティカさんの電話を受け、乗務員はみな慌ただしさを露呈させず、涼しい顔をして整列して出迎える

 乗客10人に対して40人以上の乗務員がいるうち、女性は23歳のラティカさんたった1名だった。

 一度乗務につけば最大で14泊15日の長旅になり、半月も家庭に戻れないこと。勤務時間が朝5時から乗客全員が自室に引き上げるまで(今回の場合は宵っ張りのフランス人がいたので深夜1時ごろ)と長時間になること。また近年は女性も社会進出しているとはいえ、まだまだ少数に限られることなどが理由だという。

 サリーの制服から私服に着替えたラティカさんがゲストと一緒に観光に出かけると、車内はたちまち慌ただしさを増す。

 ハウスキーパーがまず取りかかるのは、ベッドメイクだ。事前に交換不要と伝えない限り、基本的には毎朝シーツや枕カバーを洗い立てのものに付け替る。続いて窓を開けて空気を入れ替え、ベッドルームを掃除し、バスルームを磨いてゴミを回収する。

 バーテンダーやホールスタッフは水の補充の担当だ。最大で43車両・88人の乗客全員がいっせいにシャワーを使っても水が供給できるよう、駅に停車するたびに給水車を満タンにする。

「マダムがいると仕事が増える」と言われ…

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