「高血圧予防のために」と減塩食を試してみたが、続かなかった人も多いだろう。そんな中、日本高血圧学会が中心となり、おいしい減塩食品の種類を増やす取り組みが進んでいる。既にそうしたメニューを提供するレストランも出てきており、専門家は「減塩食品を取り入れて重篤な疾患につながる高血圧を予防してほしい」と呼び掛けている。(大家俊夫)
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減塩食品を取り入れる意味について、高血圧学会減塩委員会に所属する東大大学院医学系研究科の安東克之特任准教授は「食塩そのものは1日の食生活で摂取する全塩分の20%弱しかない。他は加工食品から取っている。このため、減塩食品を増やさないと減塩はなかなか実現しない」と現状を説明する。20%弱の根拠は財務省の統計「塩需給実績」で示され、一方、加工食品にはしょうゆやみそなどの調味料も含まれている。