高齢者住宅が多様化する中、最後まで住み慣れた家で暮らすため、介護を受けることを視野に入れ、自宅をリフォームするケースが増えている。住宅メーカーは、滑りにくい床材などシニアのリフォームに欠かせない建材をそろえたり、介護度に合わせてリフォームを提案したりするなど力を入れている。(佐々木詩)
元気なうちに
住宅建材メーカー、大建工業(大阪市北区)のショールーム(同)には、シニアリフォーム向け建材のコーナーが設けられている。60、70代の見学者は、滑りにくい床やゆっくり閉まる引き戸などの触り心地や使い勝手を確かめる。「親の介護を考える子供世代より、当事者世代のお客さまが自分で確かめに来ます」と、住空間事業統轄部事業企画課長の吉田達也さんは話す。