学生を指導する生命科学部動物生命科学科の古本佳代講師は「野良猫問題は、身勝手な人間が動物を捨て、無責任な餌やりで増えたことが原因。かけ猫活動の情報を発信することで、人に捨てられる動物のことを考えてもらうきっかけをつくり、将来的には『捨て猫ゼロ』を目指したい」と話す。
唐木学長は「停止している原発を再稼働すべきかなど世の中にはいろいろな意見があり、簡単に解決できない問題がたくさんある。大学内の野良猫問題もその一つ。解決には違った意見の人たちが真剣に話し合い、誰もが納得できる答えを探るしかない。かけ猫活動が学生にとって社会の問題を解決するトレーニングの場になってほしい」と期待を寄せている。