「中央」意識するな
こうした番組に共通するのは、個性の強い人気パーソナリティーの存在だ。表中にはないが、CBCラジオは今月、14年ぶりに自局の若手アナウンサーが担当する深夜番組「ナガオカ×スクランブル」(火~金曜午後10時)の放送を始めた。
かつてはニッポン放送「オールナイトニッポン」をはじめ、局アナが深夜番組を担当して若者から支持を集めた番組は多かった。ただ、近年の深夜番組はタレント中心。地方局も首都圏の番組を放送しているケースが目立つ。
石井さんは「若いリスナーを獲得するには若いパーソナリティーの育成が必要。CBCラジオの挑戦はうれしい」と歓迎。その上で「タレントもいいが、身近なお兄ちゃん、お姉ちゃんが話しかけてくれる『近さ』がラジオの根源的な魅力の一つ。地方局はエリアフリーで『中央』を意識するのではなく、ローカル性を追求してほしい」と注文する。
一方、「勧めたいがプレミアムに参加していない局の番組も多い」と石井さんは残念がる。そもそも、なぜエリア制限は設けられ、ラジコや同プレミアムに未参加局があるのだろうか。そこには、業界や各局の「複雑な事情」が存在している。