厚生労働省によると、24年度末現在、全国の犬の登録数は678万5959匹。一方、ペットフード協会の全国犬猫飼育実態調査では、25年10月末現在、飼育数は推計1087万2千匹。登録義務は生後91日以上で、それ以下の犬が含まれないことを考慮したとしても、単純に300万匹近くが登録されていないことになる。理由として、狂犬病への関心の低下や室内で飼う小型犬が増え、従来の鑑札や注射済票では大き過ぎるという不満もあるとみられる。
鑑札のデザインを手掛けた姫路市動物管理センターの今田さんは「親しみやすい鑑札によって装着率が上がれば、迷子になって処分される犬も減るのでは」と話している。
■登録は飼い主の義務
犬の飼い主には「狂犬病予防法」で、居住している市区町村に飼い犬の登録▽飼い犬に年1回の狂犬病予防注射を受けさせる▽犬の鑑札と注射済票を飼い犬に装着する-ことが義務付けられている。犬の所有者、飼育先を明確にすることで狂犬病が発生した場合、迅速・的確に対応するためだ。鑑札には登録番号を記載、交付は1匹につき1回。住所が変更(転出)した場合、転入先の自治体への届け出が必要となる。