キッチンの春掃除 カビ・細菌の元、汚れ・水分除く (1/3ページ)

2014.5.10 11:58

「冷蔵庫内を清潔に保つためには置き方にも工夫を」と話す川上室長=東京都江東区のエフシージー総合研究所(村島有紀撮影)

「冷蔵庫内を清潔に保つためには置き方にも工夫を」と話す川上室長=東京都江東区のエフシージー総合研究所(村島有紀撮影)【拡大】

  • キッチンが片付かない一因は、収納物が多過ぎること。一度全て出し、必要なものだけを選ぶと捨てやすい(村島有紀撮影)

 ゴールデンウイーク中に家の中で気になる所を掃除しようという人も多いだろう。高温多湿になりがちな梅雨を前に、カビや細菌の繁殖を防ぐキッチンの掃除や片付け方、食品の置き方を聞いた。(村島有紀)

 漂白剤で殺菌

 「梅雨の時期はカビや細菌が繁殖しやすい。梅雨前は大掃除に良い時期」と話すのは、ダニやカビに詳しいエフシージー総合研究所(東京都江東区)の川上裕司・環境科学研究室長(農学博士)。

 キッチン掃除の必需品は食器洗い洗剤、塩素系漂白剤、消毒用エタノール、ぼろ布(洗濯済み)など。カビの発生を防ぐには汚れ(栄養分)と水分を残さないことだ。三角コーナーやまな板、台布巾など汚れの強いものは塩素系漂白剤につけて殺菌する。シンク周りと調理台など洗剤で洗い流した後は水気を拭き取り、アルコール除菌剤などを吹き付けておく。換気扇を回し、空気の循環を良くしておく。

 梅雨時から夏場にかけては使い終わった食器はつけ置き洗いはしない方がいい。「高温多湿の環境で食べ残しの付いた食器を一晩、水につけたままにすると、すぐに細菌が繁殖する。細菌だらけの水を増やすぐらいならそのまま置いておいた方がまだ細菌量は少ないです」(川上室長)

冷蔵庫の内部を掃除した後は食材の置き方にも注意

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