W杯、より楽しむための6冊 サッカーの奥深さ堪能 (2/4ページ)

2014.6.1 08:26

 一方、(2)の著者である西芳照さんは、東京電力福島第1原発事故の対応拠点となっているサッカー施設・Jヴィレッジのシェフから代表に帯同して10年。試合後はカレーとアイスクリーム、目の前で調理するパスタやラーメンを選手たちが楽しみにしていることなど、スタッフならではの視点が新鮮だ。谷沢さんは「4年前は僕も南アフリカで取材したけれど、この本で初めて知ったこともある。前回大会をおさらいする意味でもおすすめです」。福島県南相馬市出身の西さんは同書の印税を東日本大震災の被災地に寄付、今春には「3・11後」を描いた続編も刊行された。

 (3)は、今大会の開催国ブラジルの歴史に触れられる1冊。「マラカナンの悲劇」とは、1950年W杯で開催国ブラジルがウルグアイに逆転負けを喫し、優勝を逃した「事件」を指し、興奮した観衆に多くの負傷者が出た。「ブラジルがサッカー王国だというのはよく知られていますが、その奥深さを改めて知ることができる。歴史書としても読んで損はない」

サッカーの国際性を意識した企画が素晴らしい

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