分量は一般的には梅1キロにつきホワイトリカー1升(1・8リットル)の割合だが、「私は梅リッチなんです」という市原さんのレシピは梅が通常の1・5倍。この日はホワイトリカー2分の1升(900ミリリットル)に梅750グラムを使った。
氷砂糖を使うのは「すぐ溶ける砂糖と違い、じわじわ溶けるので、梅のエキスが徐々に出てくる」ためだ。砂糖の量は好みで変えられる。あまり減らすと梅エキスを引き出せなくなるという。
味わえるのは漬けてから1年後。市原さんは「梅のエキスが抽出されるのを待っている間、見るのが楽しみです。毎日、揺らしてみたりして、愛情が入っていくから手作りは楽しい。『うちの梅酒が一番おいしい』と思うんです」と待つ楽しみを説く。
初心者でも手軽に
梅酒は平成16年頃からブームが続いており、日本洋酒酒造組合によると、市販の梅酒の出荷量は24年に約3800万リットルと16年の倍近い。一方、家庭での梅酒作りは昭和37年の酒税法改正で解禁された。毎年、梅の収穫期が近づくと、スーパーなどには青梅のほか、梅酒を漬けるための容器やホワイトリカーが並ぶ。