指針を取りまとめた千葉大の織田成人教授は「敗血症で多臓器不全を起こせば、ほとんど助からないと考える医師もいる。しかし、早期に診断・治療すれば救命率は上がる」。
敗血症は、原因となる感染症を抗菌薬や外科手術などで治療する。特に呼吸や血圧の維持・管理を同時に進める救急医療が必要になるため、集中治療室(ICU)を持つ医療機関での治療が求められる。
罹患(りかん)しやすいのは子供や高齢者のほか、手術後や糖尿病の患者らさまざま。抵抗力の弱い人や基礎疾患があると重症になりやすいという。国立成育医療研究センター病院の中川聡医師は「敗血症はどんな感染症でも起きる。日常の手洗いやワクチンなどが敗血症の予防では重要」と話している。