特別な経験は就活上、有利に働くのでしょうか。就職みらい研究所の『就職白書2014』によると、企業が採用基準で重視する項目として、「海外経験」を挙げた企業は全体の5・8%、「ボランティア経験」は6・1%、「インターンシップ経験」は3・6%。経営者や人事担当からは、こんな声も聞こえます。
「経験の派手さや奇抜さでは選考しない」(建設)、「起業家精神にあふれる人材を強く欲しているが、起業経験は不問」(商社)、「グローバル展開を強化しており、海外経験談は興味深い。しかし、目的意識が薄い場合、かえってマイナスに働くことも」(化学)-。
必ずしも特別な経験が就活でモノを言うわけではありません。企業は顧客に価値を提供し、その対価として利益を獲得します。企業に必要なのは、そうした活動のできる人材。就職活動を終えた先輩は「面接では『これまでで一番頑張ったこと』を聞かれるよ」と言いますが、採用の判断材料で重要なのは入社後の活躍の可能性。過去の経験を尋ねるのはそれを探るための手段にすぎないのです。