人工透析16年 演出家・中村龍史さん「病気ごときで人生捨てたくない」 (2/5ページ)

2014.8.31 12:05

「限界を作るのも破るのも自分」と話す演出家の中村龍史さん=東京都港区(野村成次撮影)

「限界を作るのも破るのも自分」と話す演出家の中村龍史さん=東京都港区(野村成次撮影)【拡大】

 《多発性嚢胞腎は両方の腎臓に蜂の巣のような無数の嚢胞(液体の袋)ができ、大きくなる。30、40代までは無症状が多いが、やがて腎不全になる》

 25歳で診断を受けた後は毎年、腎機能を調べました。通常は血清クレアチニンの数値は1・2以下ですが、20代後半で1・7になり、少しずつ上がっていった。10になったら即、透析です。

 僕の場合、平成9年に8を超え、主治医が「そろそろですね」と。演出、振り付けの仕事とは別に舞台にも出演していたので、どうしたら体を動かせるか、仕事ができるかを考え、週3回の通院が必要な血液透析より、毎日13時間かかるが、自宅でできる腹膜透析を選び、おなかにカテーテルを入れる手術を受けました。

 《腹膜を利用して血液をきれいにする腹膜透析は、就寝中などに器械を使って自動的に行う方法と、日中に数回透析液バッグを交換する方法がある》

いつの間にかおなかからチューブが…

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