遠近両用のコンタクトレンズを試す女性。梶田雅義医師は「頭痛や肩凝りなど仕事が原因と思う不調も目が原因の場合が多い」と話す=東京都港区(日野稚子撮影)【拡大】
「しかし、どこまで近づけて物が見えるかを測る近点距離を調べると、加齢に伴い、近点距離はどんどん遠ざかる」(梶田医師)。近視と遠視では変化の出方は異なり、平均的な近視の人は70歳でも近点距離は30センチ程度あり、手元作業なども裸眼でできる。裸眼で過ごせていた人だと、30センチの距離にある物が35歳頃に見えなくなる人が増える。
30代後半になったら
手元が見えにくくなる程度では済まない人もいる。オフィスワークの多い会社員の女性(37)は視力1・2で眼鏡の使用経験はなく、普段から肩と首の凝りがひどかった。周囲からの勧めで目の状態を調べると、右目が遠視で左目が少し近視と分かり、右目に遠近両用コンタクトレンズを装着することにした。
女性は「化粧をするとき左目のアイラインは引きにくく普段から左目を中心に使っていると自覚していた。視力があるからと放置してきたが、レンズを付けて遠くも近くもくっきり見やすくなった」と話し、週1回のマッサージ店通いから解放されたという。