意識的に男性と同化するチャック女子だけでなく、上司や同僚の視線を気にして仕事に不要な気配りばかりするのが“嫌われたくない病”。自分を過小評価するあまり昇進を断ってしまう“出世嫌悪病”など「10大疾病」として解説。「小さな実績を重ねて自信を持てば、男女関係なくプロとして認められる」「女性は自分を過小評価しがちで、ポジションが人を成長させる」と指摘した。
人材確保の重大課題
少子高齢化の影響で15歳以上65歳未満の生産年齢人口の減少が続く日本。安倍晋三政権の経済政策「アベノミクス」の効果で景気が上向き、すでに小売りや飲食、建設などの業種で人手不足が目立っている。今後10年で、団塊世代が後期高齢者となり、「多くの企業で社員の3人に1人が介護を抱える」(東レ経営研究所の渥美由喜・ダイバーシティ&ワークライフバランス研究部長)との指摘もある。
つまり、企業にとっては女性や高齢者、外国人を含めた人材の多様性と柔軟な働き方を受け入れる「ダイバーシティ」が、実力ある人材を確保するうえで重要な課題となっているのだ。