一方、管理職やリーダーとして組織を牽引(けんいん)する立場の女性からは「自分たちは先輩のやり方を見て仕事を覚えたが、若手は指示待ちばかり」「意欲的な人と現状維持タイプの人と仕事をどう任せていくべきか悩んでいる」などの声が上がった。
これに対し、日本生命保険の山内千鶴サービス企画部担当部長(57)は「仕事の必要性や目的を説明し、考え方を共有することが大切だ」とアドバイスし、期限を区切って仕事を任せ、進捗(しんちょく)を確かめるなど具体的な方法も提案していた。
クボタのブランド推進室長の廣瀬文栄さん(40)は「リーダー世代の女性の多くが上司を気にしてリーダーとして組織を率いることに遠慮してしまう。もっと自信をもって、どういう組織を目指すのか考えて」とエールを送った。