助産師の実演にあわせて子供をマッサージする母親ら。気持ちよさそうに寝入ってしまう子供もいた=大阪市中央区の国立病院機構大阪医療センター【拡大】
今年9月、子育て支援NPO法人(新潟県上越市)の代表の女性からマッサージを受けた男児2人が死亡していたことが明らかになった。母親が乳児と一緒に参加できるベビーマッサージの教室は各地で開かれ、母親同士の交流の場にもなっている。事故を防ぐため、何に気をつければよいのだろうか。(加納裕子)
なでるイメージ
「上から下へ、ゆっくりとマッサージしてあげてください」
9月、大阪市中央区の国立病院機構大阪医療センター。助産師が人形を使って実演すると、集まった母親たちは、子供の足を片方ずつやさしくさすった。8カ月の長男と参加した大阪市城東区の佐々木由子さん(35)は「3~4カ月ごろから毎月来ています。赤ちゃんとのスキンシップが楽しい」とほほえんだ。
ベビーマッサージ協会(東京都世田谷区)によると、親子のスキンシップとしてのベビーマッサージは古来世界各地で行われていたという。同協会が提唱するのは、約40年前に英国人の理学療法士が先天的な障害を持つ子供のために考案し、健康な子供の成長のために発展させたもの。他にも団体はあるが、子供を預けて施術してもらうのではなく、講師のやり方を見ながら親が自分の子供に行うのが一般的だ。