助産師の実演にあわせて子供をマッサージする母親ら。気持ちよさそうに寝入ってしまう子供もいた=大阪市中央区の国立病院機構大阪医療センター【拡大】
五感の発達が未熟な乳児にとって、親に体をやさしく触られることは最大のコミュニケーションになるという。情緒の安定や便秘の解消などに効果があるとされ、母親にとっても子供への愛情が高まるなどのメリットがあるとされる。
同病院では6年ほど前に子育てサークルを始め、同協会の資格を取った助産師を中心にベビーマッサージを行ってきた。小児科長の寺田志津子医師(56)は「スキンシップによって子供も母親もリラックスし、安心します。私たちが教えているのは、痛くなるほどひねったりもんだりするようなマッサージではなく、体全体をなでるイメージ。医学上、悪いことは何もありません」という。
公的資格はなし
医療機関だけでなく、助産師個人や子育て支援団体、百貨店が主催するイベントなど、さまざまなベビーマッサージの教室が開かれている。講師の多くは同協会などいくつかの任意団体が養成し、資格を取得した人たちだが、資格がなくても教室は開ける。
厚生労働省は「無資格の業者が増えれば問題が出てくる」として対応を検討しているが、資格の有無や適性を判断する公的基準はないのが現状だ。