大学と協力
ご当地小麦を使った商品づくりはパンだけではない。福岡県は、ラーメンのための小麦「ちくしW2号」を開発し、「ラー麦」と商標登録してブランド化。また、地元産の強力粉「ハナマンテン」を使ったまちおこしを目指すのが、埼玉県坂戸市の農家や製粉会社などでつくる「坂戸市を小麦で元気にする都市農村交流協議会」だ。
人口は約10万人。市内には女子栄養大や城西大などがあり、学生が多いため「ラーメンの需要が高い」とハナマンテンを使った中華麺と地元で採れるルッコラなどの野菜を組み合わせた「坂戸ハナマンテン担々麺」を開発した。
同協議会の入江三臣(かずおみ)副代表(58)は「坂戸には観光資源がない。地場産小麦のブランド化が成功すれば、人も集まる。ハナマンテンを機に、卒業後も市内に残る起業家が学生の中から誕生するとうれしい」。