この運用を、国内債券35%、国内株25%、外国債券15%、外国株25%で短期資産は設定しないということに変えます。しかもそれぞれに運用の幅を持たせ、国内債券の許容範囲は±10%、国内株は±9%、外国債券は±4%、外国株は±8%となり、極端な場合、国内債券25%、国内株34%、外国債券15%、外国株26%という運用もありえます。つまり、積立金の7割以上をリスク商品で運用する可能性もあるということです。
もちろん、債券で手堅く運用するよりは、株などで運用したほうが大きく増える可能性があります。けれど逆に株価が下落すると、年金の積立金が大きく目減りする可能性もあります。
そうなると冒頭で説明したように、私たちの年金は今の時点でも積立金を取り崩していかなくてはならない状況なので、老後にもらえるお金はますます目減りする可能性があります。