業界で働く人たちの育成・支援問題も課題だ。
イルミネーションはもともと地元の造園業者や電気店が担当していた。だが、規模の拡大につれて、光の飾り付け全体をデザインするデザイナーや個々の電飾を取り付けるデコレーター、音響や映像を流す技師など、専門知識や技術を持つ人が求められている。コンピューターグラフィックなど関連技術が日進月歩で進むなか、飾り付けを依頼する顧客のニーズにスピーディに応えなければならないが、イルミネーション関連の技術を系統立って学べる専門学校など教育機関はほとんどない。
夜景の美しさを広める活動をしている一般社団法人・夜景観光コンベンション・ビューローの丸々もとお代表理事は「業界の今後の発展には人材育成が欠かせない」と話す。イルミネーションの基礎知識が就業機会につながればと、2015年1月に第1回イルミネーション検定を実施するが「正直、認知度はこれから」という。
黎明期の業界が今後も発展を続けるために解決すべき課題は少なくない。(続く)