日本独自の分類で示されてきた子宮頸(けい)がん検診結果が、平成26年度から国際基準の新たな方式に統一された。従来に比べ、診断の見落としなどを防ぐ一方、患者からは「表記が難解で分かりにくい」との声も出ている。こうした声に応え、大阪市の医師が検診結果を分かりやすく説明するための図を独自に作成した。(加納裕子)
難解な診断結果
子宮頸がんは子宮の入り口である子宮頸部から発生するがんで、多くの場合、性交渉によるヒトパピローマウイルス(HPV)の感染が原因。毎年約1万人が罹患(りかん)し、一昨年は約2700人が死亡した。20歳以上の女性は2年に1回、細胞診による検診を受けることが推奨されている。
検診結果はこれまで、がん細胞の変化により、1~5の5段階で示されてきた。しかし、この方法は日本独自のものでデータを国際的に比較できない上、微妙な異常を分類しきれずに、診断の見落としにつながることがあった。