食堂車で食事を済ませて自席に戻ると、車内の様子が一変していた。まだ午後6時を回ったばかりだというのに、ほとんどのシートがベッドに変わり、カーテンを閉め切って眠っている人も多いようだ。
向かい合った2席の乗客が同意しないと、乗務員はベッドメイクをしてくれないらしく、つまり私と相席の若いお母さんは、座席をベッドに変えられずに私を待っていた。小さな子ども連れだというのに申し訳ない。慌てて謝罪すると、ニコニコと笑う。子どもは歯を磨いて身体をふいてもらい、キャラクターがプリントされたパジャマに着替えてぬいぐるみを抱いている。ちょっと出べそなのがかわいい。この子は翌朝、シャツから半ズボン、靴まで前日とは違う格好をしていた。子どもにおしゃれをさせる文化なのだな、と思う。
さて、私もしたくをしなければ。券売窓口で「シャワーがある」と聞いていたけれど見当たらない。乗務員に聞いてみると「あることはありますが…女性が使うのは無理でしょう」。渋い顔をしながら案内してくれたのは、なんとトイレだった(最後の写真、閲覧ご注意を)。脱衣スペースなどもちろんない。