【江藤詩文の世界鉄道旅】マレー鉄道(4)閲覧注意!「シャワー室」の床に便器、まさか… (2/3ページ)

2015.2.1 18:00

朝7時の車内。上下段両方の乗客が同意すると、乗務員がベッドを片付けてシートを戻してくれる。私の下段は子どもが眠っていたため、車内でいちばん遅くなった

朝7時の車内。上下段両方の乗客が同意すると、乗務員がベッドを片付けてシートを戻してくれる。私の下段は子どもが眠っていたため、車内でいちばん遅くなった【拡大】

  • 上段のベッドは下段よりやや狭く、その分運賃が安く設定されている。ブランケットやシーツは洗い立てで清潔。エアコンの効きすぎが心配だったけれど、思ったより快適に過ごすことができた
  • 午後6時の車内。みんなが眠る準備をするため、けっこうほこりっぽい。私のようにTシャツやジャージで眠るのではなく、上下セットのパジャマにきちんと着替えている人も多かった
  • 東南アジアを放浪して写真を撮り、小説を書いているというバックパッカーふたり組。洗濯ものを干す細いロープや5口タップつき延長コードを持参するなど、鉄道の旅に慣れていた
  • 意外と清潔な洗面所。昔なつかしい円すい形の紙コップも備え付けられていた
  • 確かに「シャワーつき」はウソではないけれど。この狭いスペースで、揺れながらシャワーを浴びるなんて…無理、ですよね

 これも取材なんだから。意を決して、まずは試しに水を出してみると、もちろん湯が出るはずもなく、ぬるい水がちょろちょろと出てきた。食事中のかたには申し訳ないが、悪臭がする便器の上で服を脱ぎ、あまり清潔とは思えない水を浴びなければならない。取材のためという意気込みはどこへやら、あっさりギブアップした。

 トイレの前にある洗面所は比較的清潔で、スペースにもゆとりがある。蛇口から出る水の量も申し分ない。バックパッカーのウクライナ人男性ふたりが、半裸になって水を浴び、蛇口の下に頭を突っ込んで、備え付けの液体石けんで髪を洗っていた。ついでに洗濯までしている。こういうときだけは、男性がちょっとうらやましい。

 歯を磨き、持参したウェットティッシュやタオルで、できるだけ髪や身体をふき終わると夜7時。もう眠る以外にすることがない。上段のベッドに上るため、靴を脱ぎ、そうっと静かにはしごに足をかける。すると下段のカーテンのはじっこが小さく持ち上がり、子どもが真っ白い歯を見せて小さな手を振った。

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