【江藤詩文の世界鉄道旅】マレー鉄道(3)楽しみな“食堂車での一杯”は、まさかの「全車飲酒禁止」 (1/3ページ)

2015.1.25 18:00

ディナーはセットメニューのみで7種類と意外と品揃えが豊富。ほかに2人分の高級料理「シーフードセット」もある。写真はスタンダードなセットで170バーツ(約650円)

ディナーはセットメニューのみで7種類と意外と品揃えが豊富。ほかに2人分の高級料理「シーフードセット」もある。写真はスタンダードなセットで170バーツ(約650円)【拡大】

  • この夜でただ1組デリバリーを注文した3世代の親子連れ。だいたい4席に1台くらいの割合で天板が座席の下に用意されていて、必要なときは乗務員がテーブルをセッティングしてくれる
  • とってもひまそうな食堂車。折りたたみのイスはガムテープで修理され、テーブルクロスはクリップで大雑把に止められていた。調理場にはシェフがひとりきり。スープやカレーは大鍋から盛りつけるだけだが、炒め物はその場で調理してくれる
  • ごはん売りと麺売りはそうそうに売り切っていなくなり、最後まで残っていたのが菓子を売っていたこの男性。ぽそぽそと口当たりが悪く酸化した油がにおう残念な味。タイ人の子どもにも「いらない!」と言われてしまった
  • 衝撃的だった「アルコール禁止」の表示。乗客はみんなちゃんと遵守している。世界を放浪しているというウクライナ人の男性バックパッカーふたり連れが持ち込んだ酒を飲もうとして、周囲から注意を受けていた

 車窓を眺めながらビールやワインを味わうのは、極上のひとときだ。タイ鉄道に乗ったとき(2014年7月5日掲載記事)は、物売りがひっきりなしに行き交い、大きなバケツに氷をぎっしり詰めて、キンキンに冷やしたタイ産ビール「シンハ」や「チャーン」を売っていた。ところが…。

 車内のいたるところに「アルコール禁止」の表示が掲げられている。タイといえばいつでも自由に酒が飲めるユルい国と思い込んでいたから衝撃だ。聞けばこの国際列車は、イスラムの国であるマレーシアのルールにのっとっているらしい。

 発車してしばらくすると、車掌が食堂車のメニューを配りに来た。メニューの記載では朝5時30分から夜10時まで営業することになっているが、実際は暗くなって客がいなければ閉店するとか。

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