PADの初期症状は手足に冷えやしびれを感じる。症状が進むと歩行時に痛みが出るが、休むと治る。症状が重くなると、安静時でも痛みを感じるほか、皮膚が壊死(えし)したり、潰瘍ができたりして足を切断することになってしまう人もいる。
ただ、症状が出ない人もおり、他の病気と間違えやすい。篠崎医師は「歩くと足が痛くなる病気はいろいろある。関節や筋肉の病気と勘違いし、整形外科を受診する人が多い」と話す。
特に多いのが腰の病気である脊柱管狭窄症(LCS)と間違えるケース。LCSだと、まっすぐ立っているだけで痛みが出るが、PADは歩行時など下肢に負担をかけない限り痛みは出ない。また、少し休むと歩くことができる。
PADが疑われる場合には、循環器内科や血管外科など血管を専門としている診療科を受診する必要がある。