「ゲームデザイナーは皆に楽しさを与えるエンターテイナー」と語る堀井雄二さん=東京都新宿区【拡大】
--昭和61年発売のドラクエ1作目には悪者を倒してお姫様を助けるというストーリーがあります
堀井 漫画家志望だったので、RPGにお話を乗っければ面白いのでは、と思いました。もともとRPGはパソコンで楽しむもの。ファミコンソフトでは容量が少なかった。単純にキャラクターが強くなるだけでも面白いのですが、さらにストーリーが存在し、強くなる過程を楽しむようなゲームにしたかった。
--初のファミコン用RPG。工夫した点は?
堀井 当時、初めてRPGを経験するプレーヤーがほとんどだったと思います。僕は説明書を読まない人間なので、説明書を読まなくてもできるように、ゲーム中の最初の場面が終わるころには、自然にシステムや目的をすべて把握できるようにしました。
主人公の名前を自分でつけますね。最初に出会うキャラクターの王様が「おお、○○よ」と名前を呼びかけてくれる。当時はすごく新鮮だったと思います。