【江藤詩文の世界鉄道旅】ムグンファ号(2)カラオケにゲームにマッサージ、急行列車のエンタメ車両 (2/2ページ)

2015.4.19 18:00

なんだかとっても楽しげで魅惑的なムグンファ号の「トレイン・カフェ」

なんだかとっても楽しげで魅惑的なムグンファ号の「トレイン・カフェ」【拡大】

  • 車窓を眺めながら、いちおビール・タイム。この後シートを手放したためお弁当は堪能できず
  • カラオケよりゲームよりタブレット&スマホなのは世界の都市に共通して見られる光景
  • 「トレイン・カフェ」は、指定席より安い自由席(立席)の乗車券で、うまくいけば座れる可能性があり、普通車より混雑していない

 車窓を眺めながら、のんびりビールを味わおうっと。ところが発車が近づくにつれ、車内は混雑してきた。窓際に配置された、外を向いて3人も座ればいっぱいに思えるベンチシートに、おばさんが反対向き(車内を向く)で、ぐいぐいとお尻をねじこんでくる。次の停車駅ではついに5人目まで。他のベンチシートも同じ状況なので、どうやらこれがスタンダードなようだ。

 おばちゃんふたりとお尻をくっつけながらビールを飲むのは落ち着かず、シートは放棄して車内を見学してみる。カラオケボックスにマッサージチェア。ゲームコーナーまであるけれど、誰も利用していない。

「使用する場合は、売店でお金を払って鍵を受け取ります。もし使いたいなら、手伝いましょうか」。大学生の青年によると、この列車は釜山行きで、遠くまで行く人が、たまにマッサージチェアを利用するくらいで、カラオケなどは、いまはほとんど使われていないとか。

 数少ないベンチシートからあぶれた人たちは、みんな床にぺたんと座っている。私も諦めて青年と並び、カーペットが敷かれた床に腰を下ろした。

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。