同社では「最近は野菜の乾燥機を備えた農家が増えている。ゴボウ茶の原料を調達していた農家から、乾燥野菜が余っていると聞き、うちの販路で売れないかと考えて商品開発に着手した」とする。野菜のほか、黒豆や玄米のパウダーも製造。茶がゆや小豆茶ラテなどお茶屋さんらしいレシピを紹介している。
健康食材を手軽に取れるとして、じわじわと浸透してきた野菜パウダー。ジャガイモやカボチャも裏ごしせずに離乳食を作れるため、赤ちゃん用品店でも売られており、用途が広がっている。
■離乳食に野菜フレークも注目
薄片状の野菜フレークも、離乳食として注目度が高まってきた。約30年前から北海道産の野菜フレークを生産している大望(北海道幕別町)によると、冷たいものにも溶けやすいのがフレークの特徴という。
原料がジャガイモやカボチャなどの野菜のみで添加物や着色料、保存料を使わないため、離乳食としての需要が高く、この10年でフレークの種類や作付けする野菜の量を増やしている。長井寛嘉専務は「手軽に野菜不足を補えるため、東日本大震災後に保存食として注目され、スムージーなどに混ぜて飲む人もいる。最近は、育児雑誌で使い方が取り上げられて知られるようになってきた」と話している。