なぜコーヒー栽培を始めたのか ウォール街の金融マンから農園主に転身 (2/4ページ)

2015.5.10 07:04

背よりも高いコーヒーの木から豆を手済みする山岸さん(左)ら

背よりも高いコーヒーの木から豆を手済みする山岸さん(左)ら【拡大】

  • 色づいたコーヒーの実。赤く完熟した実だけをより分けて摘む

 だが42歳の時に突然腎臓がんを宣告されてしまう。手術後、何もかも嫌になって辞表を提出、2年かけて後継の人材を育てて44歳でリタイアした。

 リタイア後、ニューヨーク時代の知人・真理夫人とともに移り住んだのは現役時代にゴルフやスキューバ・ダイビングで何度か訪れたハワイ島西部のコナだった。眼下に太平洋を見渡せるのが気に入って購入を決めた敷地には、家屋とともに2エーカー(約2500坪)の土地に約1300本のコーヒー畑がついていた。

 試みに夫婦で栽培を始めて、のめり込んだ。1年目より2年目、丁寧に栽培して収穫すると、渋みや苦みのないブラックでもおいしく飲めるコーヒーができる。2010年、12年には2年連続で品評会で上位に入賞するほどになった。いまでは隣接する土地を買い増し5エーカー(約6100坪)のコーヒー農園主だ。

 味の決め手は手摘み

 コーヒーが消費者に届くまでには農園造成、品種選択、栽培、収穫、乾燥、精製、保管、輸送、焙煎、抽出など多くの過程を経る。一番重要なのが収穫だ。コーヒーの実は一度に全部熟すわけではない。

同じ枝に赤と緑の実が混在し、未熟や過熟の実が混じると味が濁る

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