昨年7月に開業した「ホテルリリーフなんば大国町」では、2段ベッドを使った多人数用の客室が人気だ=大阪市浪速区(田村慶子撮影)【拡大】
それもそのはず、1~3月の平均宿泊稼働率は98%とほぼ満室。いまや月初めの時点で、その月の8割方が埋まってしまう同ホテルでは、早くても1~2週間前に予約するビジネス客に部屋を提供できないでいる。
こうした国内のビジネス客の宿泊難問題に応じるため、活発化しているのが1室当たりの宿泊人数を増やす動きだ。
大阪第一ホテルは3月、ツインルームにソファベッドを入れ、全460室の4分の1を3人泊まれるトリプル仕様にした。同じく高稼働が続く帝国ホテル大阪(大阪市北区)も、簡単にツイン仕様に2分割できる特殊なダブルベッドの客室を4~6月に2倍以上に増やしている。
狙いは「カップルか1人利用に限定されがちなダブルルームを減らし、効率よく稼働させる」(帝国ホテル大阪)こと。団体旅行の多い外国人客の相部屋率が上がれば、1人利用がほとんどの国内のビジネス客に提供できるシングルルームが増える。もちろん1室に泊まる人数が増えれば客室単価も上がり、利益も追求できるという発想だ。