“外国人びいき”国内客のしっぺ返しが怖い? ホテル特需のリスク (3/5ページ)

2015.5.16 17:08

昨年7月に開業した「ホテルリリーフなんば大国町」では、2段ベッドを使った多人数用の客室が人気だ=大阪市浪速区(田村慶子撮影)

昨年7月に開業した「ホテルリリーフなんば大国町」では、2段ベッドを使った多人数用の客室が人気だ=大阪市浪速区(田村慶子撮影)【拡大】

 新装開業も

 こうした需要過多が続く中、関西では訪日外国人特需を見込んだ新規開業も増えてきた。

 「大国の湯ドーミーインなんば」(大阪市浪速区)は沖縄県那覇市のホテル運営会社が買収し、平成26年7月にビジネス客と観光客の双方とも取り込む「ホテルリリーフなんば大国町」を新装開業した。

 全国に約110店を展開するスーパーホテル(同市西区)は28年3月の開業を目指し、大阪・本町に全169室のホテルを建設中だ。大和ハウス工業子会社でビジネスホテルを展開するダイワロイヤルも来夏、JR京都駅前に「ダイワロイネットホテル京都七条」(仮称)を開業する。

 この相次ぐ開業には、観光客はもちろん、国内のビジネス客も十分に見込めるとの市場予測がある。これに加え、建築資材の高騰や人手不足による工期延長を嫌い、比較的短期に安く開業できるビジネスホテルや居抜き物件が注目されている。

だが、特需に沸く一方、外国人客の急増に冷めた見方も出始めている

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