昨年7月に開業した「ホテルリリーフなんば大国町」では、2段ベッドを使った多人数用の客室が人気だ=大阪市浪速区(田村慶子撮影)【拡大】
だが、特需に沸く一方、外国人客の急増に冷めた見方も出始めている。国内外の情勢で大きく需要が変動する外国人客に依存する体質はリスクが高いからだ。外国人観光客のマナーの悪さも取り沙汰されており、「宿泊客が外国人ばかりという印象も、国内の客足を遠ざけかねない」(大阪市内のホテル広報)と、不安をのぞかせる向きも少なくない。
納得性が大切
これに加え、適正価格と値ごろ感を知っている国内のビジネス客の満足感を意識し、最近は宿泊料金の大幅な値上げを抑える動きも出ている。
大阪のビジネスホテルが1泊4万円超を出し、東京で同様のホテルが8万円を付けたことなどに触れ、大阪市内のあるホテル総支配人は「高すぎると客も納得できないし、二度と使ってくれない」と安易な値上げに否定的だ。同ホテルでは通常1泊約7千円からで、繁忙期でも2万円未満に抑えているという。