アニメとともに世界に広まり、歌われるようになったアニソンを軸にして、日本の文化を内外に知ってもらおうと展開してきたGOMA STUDIOの活動は、世界中にアニソンシンガーを誕生させた。そのシンガーたちが日本に集結したフェスティバル。オーストラリアから来た女性は、スタジオジブリのアニメ映画の主題歌をきれいな日本語で歌ってみせた。ほかにもスペインにイタリアにマレーシアと、集まったシンガーたちの出身国の多彩さが、日本のアニソンが持つパワーを証明している。
「音楽業界は低迷しているが、アニメフェスの動員は上昇し、活気もある」と長尾代表。そんな広がりを見て、音楽会社のワーナーミュージック・ジャパンが支援の手をさしのべた。GOMA STUDIOと新レーベル「WANNA GOMA RECORDS」を設立して、日本出身ながら世界で活動するバンド「LOVERIN TAMBURIN(ラブリンタンブリン)」をはじめ、フェスティバルに出演した各国のシンガーたちの歌声を、世界に届けていく。