からっぽの冷房車のナゾ
のろのろと走り続けたタイ国鉄マハーチャイ線は、まもなく終点のマハーチャイ駅に到着する。ついに終点まで、あのエアコンが効き過ぎた1等車には、誰も乗った様子がなかった。「もったいないからエアコンを切ればよいのに」と、節電が染み付いた身としては思うが、この「からっぽの冷房車」は、そういえば以前乗車した列車にも連結されていた。このときは追加料金不要で冷房車に座れたにも関わらず、ときどき物売りが休憩するくらいで、乗客は誰も座っていなかった。
あとでわかることだが、「おもてなし」の意味もあり、タイでも他の東南アジアの国々と同じようにエアコンをガンガンかけるが、タイ人は一般的に、冷房された場所に長い時間いるのは身体によくない、と考えているそうだ。