これからわたしが目指すメークローン線ばかりが有名になってしまったが、線路脇の“空いたスペースを有効活用(安全のために必要な空間なのではないかと思うが)”した市場は、タイにはいくつもある、と駅長は話す。どうやらメークローン線をライバル視しているようだ。「メークローンは、傘をいちいち折り畳むなど効率が悪い。こちらは、列車が通っても商品を動かさずに済むように並べている」と締めくくった。
■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら