消費者が買い物情報などを送信するとポイントサービスや割引サービスが受けられるスマートフォンのアプリやインターネットサイトが次々と登場、若い女性を中心に利用が拡大している。食料品などの値上げが相次ぎ、消費者にとって節約につながるありがたいサービスである一方、提供する側は、購買履歴の分析などから効果的な販売促進につなげたいという狙いがある。(平沢裕子)
20~30代女性
マーケティング会社「マーケティングアプリケーションズ」(東京都新宿区)が昨年7月に開始した家計簿アプリ「レシトク」は、買い物をしたレシートと商品のバーコードをスマホで撮影して送信するとポイントがたまるサービスだ。
利用するにはまず、ポイントサイト「ECナビ」に会員登録し、アプリをダウンロード。レシートを撮影すると、購入した商品の一覧が表示される。それぞれの商品を選んでバーコードを撮影し、登録ボタンを押して送信するとポイントが付与される。どこの店のレシートでも利用可能で、商品1点につき5ポイント付与される。10ポイント約1円で、300円分から現金やインターネット通販、アマゾンのギフト券などに交換ができる。
同社によると、1カ月の利用者は約4万人、会員の65%が女性で、20~30代の若い層が多いという。