「通常のホテルにはない昔ながらの日本の生活空間も楽しんでくれたら」
そう話すのは「EN」を運営するバリューマネジメント(大阪市北区)の趙泰勇・コンサルティング事業部ゼネラルマネージャー。部屋にテレビを置かないのも珍しい。「ある初老の日本人夫婦は『久しぶりにゆっくり話せました』と喜んでくれた」と話す。
レストランで提供する地元産のシカ肉や野菜を使った料理が評判で、同社は「その土地ならではのおもてなしで外国人にも感動してもらえるはず」と語る。
ただ、1カ所の宿泊施設が潤っても、地域全体の活性化に結びつかない。
参考になるのが、外国人宿泊客が25年に約9600人に上り、前年から倍増した城崎温泉だ。城崎温泉観光協会によると「浴衣を着て街をそぞろ歩き、日本の情緒を感じる体験がたまらないようだ」
こうした事例をヒントに朝来市の南東に位置する同県篠山市で10月、「篠山城下町ホテル ニッポニア」がオープンする。