基礎年金番号が記された年金手帳は本来、自分で保管するものだが、会社が社員分を一括管理している場合もある。退職時には、会社から年金手帳を受け取ろう。
今泉さんは「(1)と(2)は、勤務先が手続きする。ただ、忘れられたり、間違えられたりすることもあるので、環境が変化したときには自分でもねんきん定期便などで確認を」とアドバイスする。
30年後の受取額は?
気になるのは、老後に受け取れる年金額だ。同機構のインターネットサービス「ねんきんネット」で簡単に調べられる。三上さんの場合は、60歳まで現在の給与水準で働き続けた場合、65歳から受け取る年金見込額は約16万6千円(月額)だった。
「30年後に、本当にこれだけもらえるのでしょうか」と三上さん。
「20代、30代はこれからどんな働き方をするのか分からないので、将来の見込額はあまり参考にならない。しかし、公的年金は、重い障害を負った際に障害年金も受け取れる総合保障。切れ目がないよう、手続きすることが大切」と今泉さんは指摘する。
日本年金機構がサイバー攻撃を受けて流出した情報は、基礎年金番号、氏名、生年月日、住所。情報が悪用されると、知らないうちに住所変更される可能性もある。定期便が来なくなったら、すぐに最寄りの年金事務所に相談しよう。