保育士養成を行う東京未来大こども心理学部の小谷博子准教授(育児工学)は「待機児童が多く、保育士が不足する中で、全員が権利を主張したら立ちゆかない。育休中に自宅で保育ができる人は譲り合いの精神で、働かなければならない人に譲ってほしい」と話す。
しかし、母親にしてみれば、復園が百パーセント保証されない限りは不安だ。
同市内の保育所に5歳と1歳を預ける女性(36)は「市は再入園できるというが、上のクラスにも待機児童がたくさんいる。受け皿を増やさなければ根本的な解決にはならない」と訴える。「国の少子化対策に逆行している。働く母親の気持ちが分からないのか…」。東京都内で3歳と1歳の子供を育てる団体職員(37)も憤る。
3歳児神話?
今回の問題では、同市の藤本正人市長が、子供が3歳まで母親は育児に専念すべきだという「3歳児神話」を連想させる発言をしたことも、反発を招いた。