堺市で0歳児を育てる育休中の女性(28)は「退園にならないよう、2人目は年齢差を空ける」と本音を漏らす。熊本市では年間250人が育休のため退園。ほぼ全員が保育園に戻っているが、きょうだい児が別々の保育園になることもあるという。同市内で6歳と4歳を育てる会社員女性(36)は「2人の世話と2人の保活(保育園探し)を同時にするのは大変」と振り返る。
日本保育学会会長で東京大大学院の秋田喜代美教授は「待機児童問題がある中で所沢市の判断はやむを得なかった面がある。しかし、2人目を出産後の大変な時期に、1人目の子供の環境が変化することへのケアは必要だ。子供を産み育てやすい社会づくりに向けて自治体が考えるべき課題だ」と指摘している。