同センターでは、このような講座を通し、「ペットと暮らす人のリフォームニーズに応えていきたい」という。
ペットとの暮らしに強いこだわりを持つ人が増え始めたのは、ペットフード協会(東京都千代田区)が平成15年度に日本の犬・猫の総飼育数が15歳未満の子供の数を上回った、と発表したころからといわれる。
積水ハウス(大阪市北区)は同年、ペット住宅ブランド「ディア・ワン」を立ち上げた。ペットを体格や習慣の違う家族の一員としてとらえて家を造る、という視点を明確にし、ペットの体格によってS、M、Lなどの「設計寸法基準分類」を設定。その上でペット用品の収納システムや、猫が自由に出入りできるくぐり戸付き建具などを開発してきた。
最近はニーズも多様化し、鳥や熱帯魚と快適に住む家や、ペットの高齢化に対応したリフォーム、犬が走り回れるドッグランなどのある賃貸住宅、といった注文もあるという。