ペットと暮らす快適住宅 室内飼育主流、ニーズに合わせ設計 (2/3ページ)

2015.7.20 07:03

「ディア・ワン」の例。庭にペット用の足洗い場を設置。屋内とのつながりを持たせるため、「ロジア」という犬のための半戸外空間を作り、自由に出入りできるようにした(積水ハウス提供)

「ディア・ワン」の例。庭にペット用の足洗い場を設置。屋内とのつながりを持たせるため、「ロジア」という犬のための半戸外空間を作り、自由に出入りできるようにした(積水ハウス提供)【拡大】

  • 廣瀬慶二さんが手掛けたペット共生住宅。梁を利用したキャットウオークとキャットツリーは猫にも人にも楽しそう(「へぐりさんちは猫の家」より)

 同センターでは、このような講座を通し、「ペットと暮らす人のリフォームニーズに応えていきたい」という。

 ペットとの暮らしに強いこだわりを持つ人が増え始めたのは、ペットフード協会(東京都千代田区)が平成15年度に日本の犬・猫の総飼育数が15歳未満の子供の数を上回った、と発表したころからといわれる。

 積水ハウス(大阪市北区)は同年、ペット住宅ブランド「ディア・ワン」を立ち上げた。ペットを体格や習慣の違う家族の一員としてとらえて家を造る、という視点を明確にし、ペットの体格によってS、M、Lなどの「設計寸法基準分類」を設定。その上でペット用品の収納システムや、猫が自由に出入りできるくぐり戸付き建具などを開発してきた。

 最近はニーズも多様化し、鳥や熱帯魚と快適に住む家や、ペットの高齢化に対応したリフォーム、犬が走り回れるドッグランなどのある賃貸住宅、といった注文もあるという。

ミサワホームのウェブサイト「犬と暮らす家」はアクセス数が増加

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