今回の「大都市近郊区間」(東京)の“大回り乗車”は、朝8時2分に東京駅を出発し、夜22時57分有楽町駅に到着して終了した。つまり、延々14時間以上も電車に乗っていたわけだ。
あくまでも「近郊区間」ゆえ、走っているのは見慣れた新しい車両ばかり。“列車で行く旅”を想定したレイアウトになっていない。
そこで問題になるのが、人間としての生理現象。端的に言うと“おなかがすく”と“トイレ問題”だ。
今回のテーマは“できるだけ長く電車に乗ること”。つまり、可能な限り待ち時間を少なくしたい。また、1都6県を1日(始発から終電まで)で制覇するためには、乗り継ぎミスは許されない。
「どこかで遅延が発生した場合など、事前に立てたスケジュール通りに乗り継げなかった場合は、その場で新しくルートを組み直すのも“大回り乗車”の基本」と、ミスター・スジ鉄。“子どもの遊び”なんて言うけれど、なかなかスリリングなのだ。