日本酒を楽しむ若い女性が増えている=東京都豊島区の「クランドサケマーケット池袋店」【拡大】
国税庁の調べによると、日本酒(清酒)の国内向け出荷量と輸入数量に当たる「課税数量」は平成25年度に58万7千キロリットル。元年度の135万3千キロリットルに比べ半量以下と低迷しているものの、24年度の58万3千キロリットルをわずかに上回った。
ここ3年は純米酒や純米吟醸酒といった高級酒の製造量が伸び、日本酒の深い味わいや繊細な香りを楽しむ人が増えている。最近は香りをじっくり堪能しようと、小さなおちょこに比べ香りが内側にこもりやすいワイングラスを使い、いろいろなつまみとの組み合わせを試す愛飲家が増加。同店でも、ワインと相性のいいチーズを日本酒に合わせる人が少なくない。
仏チーズ製造会社の日本法人、ベル ジャポン(港区)は今秋限定で、サイコロ型チーズ「ベルキューブ」シリーズで日本酒向けを意識した「オータムセレクト」を発売した。同シリーズはビールやワイン向けが好評で、最近の日本酒復権を踏まえてラインアップを増やした。同社の大槻敦子シニアブランドマネージャーは「日本酒の深い味わいに合わせて、スモークやブルーチーズなどをそろえた」と話している。