JTBや近畿日本ツーリストも、こうした初心者向け説明会で顧客開拓に取り組む。JTBは11月、「クルーズフェア」と銘打つ初心者向け説明会を東京や神戸などで初めて開催。近ツーは今年、奈良や和歌山など地方へも足を延ばし、説明会の回数を2年前の約5倍に増やしている。
JTBは昨年、クルーズ旅行の専門店を開設するなどして事業強化を図り、今年のクルーズ取り扱い人数は昨年の20%増のペース。近ツーはクルーズ旅行の今年の売り上げが、昨年の1・5~2倍と大幅に伸びる見通しで、「クルーズはわが社の中で最も成長しているジャンル」(担当者)と説明する。
旅行各社がこうした説明会を活発化させて顧客の囲い込みを図るのは、クルーズ船の旅の利用が、従来の富裕層から、子供連れの夫婦や祖父母を含めた3世代など一般層に広がっているためだ。旅行意欲の高い「アクティブシニア」と呼ばれる層も興味を示しているが、その最大の理由は格安プランの充実だ。