新年あけましておめでとうございます。みなさま、昨年はこのコラムをご贔屓くださり、ありがとうございました。新しい年も世界と日本の各地から鉄道旅の楽しさをお届けすべく、お正月3カ日からさっそくスタートです。今年も引き続きご愛読よろしくお願いいたします。
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「こちらは出発地・川内にある山元酒造の『蔵の神』、通過する阿久根の大石酒造『莫祢氏(あくねし)』、出水の神酒造『鶴乃泉』もうまいですよ」
耳に心地よいリズミカルな九州弁とともに、焼酎の瓶が目の前にどどんと並んだ。
日本“呑み鉄”旅。それは読者の方から寄せられた1通のメールから始まった。私も大好きな俳優の六角精児さんは、鉄道と酒をセットで楽しむ旅をライフワークにしているらしい。この旅スタイルを見習って、日本の列車にも乗ってみてはというご提案だった。
このコラムで何度も繰り返しているように、私も車窓をつまみに飲んだり食べたりする鉄道旅が大好きだ。ちょうどスイスで有名な観光列車「氷河特急」に乗って帰国したばかり。「氷河特急」がスイスアルプスを眺めながらスイスワインを飲み、コース料理を味わうのに対して、「おれんじ食堂」は九州西海岸を眺めながら芋焼酎を飲み、ローカルフードを堪能できるらしい。これはぜひ、日本初のレストラントレイン「おれんじ食堂」にも乗ってみたい。