【江藤詩文の世界鉄道旅・新年特別企画】肥薩おれんじ鉄道おれんじ食堂(2)レストラン列車の地域密着型メニュー全皿一挙紹介! (2/2ページ)

2016.1.10 18:00

「薩摩八重ファーム」より前菜5種と季節野菜のピクルス、人参のディップ、白桃のムースを盛り合わせた「ライトミール」

「薩摩八重ファーム」より前菜5種と季節野菜のピクルス、人参のディップ、白桃のムースを盛り合わせた「ライトミール」【拡大】

  • 湯の鶴迎賓館「鶴の屋」より「サンセットディナー」。1品目の前菜5種。完熟トマトのムース フォアグラの炙り、鶴の屋流野菜寿司、黒豚ベーコン 冬瓜のシロップ漬け、野菜のキッシュタルト、八代い草めん冷製仕立て
  • 2品目の前菜3種は、水俣岡本種苗園のシャドウクイーンのロースト、水俣プチしらすめし、水俣岡本種苗園の胡瓜の山葵風味 蛸のマリネ。スープは棚田米の冷製ポタージュ
  • メイン料理。不知火海車海老 帆立のムース詰め 白身魚の香草焼き。不知火海に差し掛かるころに不知火の海の恵を提供するのは気が利いている。満腹で食べなかったが、おれんじパンも用意されていた
  • デザートは、ガトーショコラ、鬼塚農園の柑橘ジュレ、鬼塚日照堂プロデュース八代い草のムース
  • 不知火海の夕陽に乾杯!
  • 「オーバー・ザ・レインボウ」や「A列車で行こう」など、聞き慣れたスタンダードナンバーの演奏に車内も盛り上がる
  • 2号車もなかなかロマンチック
  • 出水駅にて。大急ぎで料理を運ぶスタッフ
  • 停車中、さまざまなラッピング車両を見かけた
  • こちらはスタンダードな車両だそう

 ちなみに、この列車にはキッチンカーがない。つまり車内で調理をすることができないので、作り置きした料理を車内で食べることになる。料理好きにとってはちょっと残念。そんな考えは出水駅のホームで変わった。

 出水駅での停車時間は、ほんの10分ほど。その間に乗客を駅舎やホームで楽しませながら団体客を案内し、スタッフ総出で前半のゴミや空き瓶を運び出し、ディナー用のコース料理を運び込む。料理は、少しでもできたてを味わってほしいと、地元のレストランが列車の発着に合わせて用意しているそうだ。

 正直なところ、料理だけでみたらコストパフォーマンスがよいとはいえないし、味や調理法についても思うところは多々ある。品数や品書きについても気になることてんこ盛りなのだけど。揺れる車内で盛りつけを崩さず、少しでもおいしい状態でと走る回るスタッフのホスピタリティに、心がほっこりする。

 不知火海に夕陽が沈むころ、地元で活躍するジャズピアニストによるライブが始まった。そうそう、この生演奏を楽しめるのも1号車の特権だ。

■江藤詩文(えとう・しふみ) 旅のあるライフスタイルを愛するフリーライター。スローな時間の流れを楽しむ鉄道、その土地の風土や人に育まれた食、歴史に裏打ちされた文化などを体感するラグジュアリーな旅のスタイルを提案。趣味は、旅や食に関する本を集めることと民族衣装によるコスプレ。現在、朝日新聞デジタルで旅コラム「世界美食紀行」を連載中。ブログはこちら

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。