大手企業の労組も、自社での賃上げ要求だけでなく、グループ企業や取引先企業の賃上げにつなげたい構えだ。13年、14年の政労使会議で確認された「取引企業の仕入れ価格上昇を踏まえた価格転嫁」を根拠にしており、前例のない取り組みといえる。
連合の方針転換について、労働問題に詳しい日本総研の山田久チーフエコノミストは「要求方式を変えて、うまくいくのか」と懸念する。さらに、原油安が続く中、物価は伸び悩んでおり、労組がベアを求める大義名分が乏しいとの指摘もある。神津会長が言うように「言うは易く行うは難し」の取り組みであることだけは間違いない。(平尾孝)
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■主な労連・労組のベースアップ要求(2016年要求/2015年要求/15年実績)
連合(ベア2%程度/ベア2%以上/ - )
金属労協(3000円以上/6000円以上/ - )
基幹労連(8000円(2年合計)/ - /14年に2年合計2000円)
自動車総連(3000円以上/6000円以上/1600~5000円)
全トヨタ労連(3000円以上/6000円以上/トヨタ自動車が4000円)
電機連合(3000円以上/6000円以上/3000円)
UAゼンセン(ベア2%基準/ベア3%基準/ - )
ものづくり産業労働組合(6000円/9000円/平均5296円)