ソニー生命保険が2日発表した子供の教育に関する調査によると、1人目の子どもの将来に関して「教育資金」に不安があると回答した親が79・4%に上った。「就職活動」や「受験・進学」など他の項目で不安に感じる割合より高かった。
教育資金が不安である理由は複数回答で「どのくらい必要となるか分からない」が54・5%と最も多く、「収入の維持や増加に自信がない」が46・2%と続いた。
ソニー生命は「最近の景況感が思わしくないことも影響しているのではないか」と指摘している。
未就学児童の親に子供が小学生から社会人になるまで必要だと思う教育資金を尋ねると、平均で1136万円となった。平成27年は1156万円、26年は1229万円で減少傾向が続いており、節約志向が強まっている可能性がある。
調査は大学生以下の子供がいる20~59歳の男女を対象にインターネットで1~2月に実施し、千人が回答した。