ジカ熱は性行為でも感染 リオ五輪は「ダチョウ抗体」配合コンドームで予防を (2/3ページ)

2016.6.19 17:10

京都府立大学生命環境科学研究科の塚本康浩教授のグループが飼育するダチョウと卵(塚本康浩教授提供)

京都府立大学生命環境科学研究科の塚本康浩教授のグループが飼育するダチョウと卵(塚本康浩教授提供)【拡大】

  • リオデジャネイロ五輪で使用されるスタジアム。、開催国ブラジルではルセフ大統領の弾劾問題をはじめ、経済危機や治安、ジカ熱の流行など問題が山積している(ロイター)
  • ブラジルのサンパウロ州サントスで、小頭症とされた5カ月の妹を抱く少年(中央)=2016年4月(ロイター)

 今回、塚本教授らは、ジカウイルスの一部を抗原としてダチョウに投与。体内で生成された抗体をダチョウが産んだ卵から取り出し精製した。「ダチョウ抗体とジカウイルスが抗原抗体反応を起こし、細胞への感染をブロックします」と説明する。

 同大グループは、すでに米国陸軍感染症医学研究所とブラジル政府系機関と共同で、ダチョウ抗体を使った予防法の開発に着手している。具体的には、ダチョウ抗体を配合したコンドームやスキンケア用クリーム、オーラルケア用品などで、「感染リスクを低減させたい」と塚本教授。また、ジカ感染が検出できる簡易診断キットも開発中で、「リオ五輪開催前の実用化をめざしたい」と話す。

 ダチョウ抗体はエボラ、MERSにも威力発揮

 ダチョウは傷の治りが極めて早く、塚本教授はその免疫力に着目して研究を開始。ダチョウが抗体を作る能力も高いことを突き止め、平成20年に卵から大量の抗体を取り出す技術を開発した。同年に新型インフルエンザが流行した際に販売した抗体入りマスクが注目を浴び、一昨年はエボラウイルスに結合する抗体、昨年はMERSウイルスに結合する抗体の作製にも成功した。現在、米国のバイオベンチャー会社と同研究所が共同で、ダチョウ抗体によるエボラ出血熱、MERS等の診断薬・治療薬を検証している。

そもそも抗体はマウスやウサギや培養細胞から作製するため生産量が…

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。